「口臭治療」も審美治療
「ニオイ」は多くの人が日常生活で気にしているものだと思いますが、そもそも「におう」とはどういうことでしょうか。
すごく簡単に説明すると、ニオイのその分子が鼻の粘膜にくっつくことでにおいを感じる。つまり、ウンチのにおいがしている場合、ウンチのにおいの粒子があなたの鼻の粘膜にくっついている。ウンチの超小さい物質を体内にいれているという事?
いやいや、そのものと言うよりは、それをを構成しているごく一部の成分が体内に入っているということです。(体にほぼ影響はない)
それではお口のニオイはどうでしょうか。
「口臭」の原因は口内環境と体質によるものがあり、これら2つが組み合わさってニオイの3大物質が発生します。
なかでも硫化水素は温泉や火山そして下水などで発生します。
250ppmの濃度で、人は1時間以内に死亡します。普通の口臭濃度である0.3ppmでも気分が悪くなるほどですが、吸い込む空気に薄められるので気分が悪くなることはまれだそうです。しかし歯周病の進行や癌の原因である活性酸素を増やすことも分かってきており、たとえ微量でもこのような毒ガスが口の中に発生していることは好ましくありません。
サプリメントや消臭グッズなどは一時的に口臭を隠すだけのものです。
主に口内環境が原因となる口臭は歯周疾患の治療により確実に改善されます。
目には見えませんが、口臭治療も歯科矯正やホワイトニングなどと同じく審美治療といえるのではないでしょうか。
マス歯科歯科衛生士部門