歯並び・噛み合わせに影響する癖について
暖かくなりすっかり春ですね。ご卒業並びにご入学の皆様、おめでとうございます。
今回のテーマは歯並び・かみ合わせに影響する癖についてです。
かわいいと思っていた癖が実は歯並び・かみ合わせに良くなかった!
不正咬合の中でも、開咬や上顎前突は遺伝的な要因だけでなく、舌突出癖、咬唇癖、指しゃぶり、口呼吸などの悪習癖が原因で引き起こることがあります。
歯並び・かみ合わせは、頬や唇の筋肉(口腔周囲筋)によって外側から押す力と、舌が内側から押す力(舌圧)のバランスがとれた所に存在し、保持されています。
このバランスを崩す癖は、歯並び・かみ合わせに大きく影響するのです。
例えば、口呼吸。
たえず口が開いていると、唇が前歯を内側に押す力が弱くなり、唇や頬の筋肉が弱くなり口腔周囲筋のバランスが崩れ、開咬や上顎前突の原因となることがあります。
最近はマスク生活で息苦しく口呼吸になる方も多いです。
歯並び・かみ合わせに影響する癖
・口呼吸
・歯ぎしり
・指しゃぶり
・おしゃぶり
・咬唇癖
・○○噛み(爪、タオルなど)
・頬杖
・舌突出癖 弄舌癖(舌を前歯に押し付ける、舌先をかむ、歯の隙間に入れるなどの癖)
・異常嚥下癖(食物を飲み込むときに舌が上下の歯の間に入り込むなど)
・うつぶせ寝 横向き寝
以上が代表的なもので、まだたくさんあります。
思い当たるものがありましたでしょうか?
癖がない人はいません。かわいい仕草の癖もあります。
ですが、無意識で行っているその癖が歯並び・かみ合わせに影響することがあります。
周りの方が気づいてあげること、
無意識の癖を意識的にやめることが、健全な歯並び・かみ合わせへの第1歩です。
例えば、マスクをしていてもお口は閉じてお鼻で息しようねって伝えてあげて下さいね。
お口に関することで何かお気づきのことがありましたらいつでもマス歯科医院にご相談下さい。
マス歯科衛生士部門