「保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについて」
こんにちは、マス歯科医院の技工室です。だんだんと暖かくなってきて服装も薄着に衣替えしていく季節になりました。
今回のテーマは「保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いについて」になります。
保険の入れ歯と自費の入れ歯では精密度や適合度、噛み合わせ、装着したときの快適性、審美性、耐久性に違いがあります。
まずは精密度、適合度です。保険の入れ歯では必要最低限の現状の機能回復を目的として製作していくので型取りや噛み合わせに時間は割けません。ですので、完成したあとに噛み合わせや入れ歯の内面の調整を繰り返さなければいけないこともあります。
自費になりますと何回かに分けて精密な型取りをしてその患者様に合った入れ歯を作ることが出来ます!その分保険と違って完成して装着したあとの調整は少なくなります!
次は噛み合わせになります。
食べる、飲み込むなど、話すなどの動きは単純な上下運動ではなく、顎は前後左右上下にいろんな方向に動きます。その動きに沿って歯を並べることが必要になってきます。
顎の動きの変化によって数ヶ月にわたって噛み合わせを調整していく場合もあります。
保険の入れ歯ではある程度のところで妥協せざるを得ません。一方で自費の入れ歯では顎の動きに合わせて咀嚼しても動きの少ない快適な入れ歯を作ることが出来ます!
次は装着したときの快適性です。保険の入れ歯の場合そのプラスチックで口の中を覆ったり、歯に対してクラスプという歯にかけるバネをつけます。これによって「喋りにくい」、「厚ぼったい」、「違和感がある」などにつながりやすいものです。
自費の義歯では金属の材料を使用して薄く製作することが出来てこれらの問題を改善することが出来ます。
審美性ですが保険の入れ歯ですとクラスプという歯にかけるバネが笑うと見えてしまう場合があったりして目立ってしまうことがあります。それを自費の入れ歯になると設計を工夫して目立たなくすることが可能になってきます。
耐久性に関しまして、保険の入れ歯ではプラスチックの床の部分が割れてきたりすることがあります。ですので1~2年で作り替えた方が良いとされています。
自費の入れ歯になると丈夫な金属フレームで床を作ることが出来ますので破損しづらくなります。
また人工歯は保険の入れ歯だとプラスチックを使うので毎日使い続けるとすり減ってしまいます。自費になりますとセラミックなどのよりすり減りにくい材質のものを使うことが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
今回は保険と自費の入れ歯の違いについてでした。
保険と自費ではメリット、デメリットが必ずあります。
もし入れ歯にご興味がございましたらお気軽にスタッフに声をかけてください。
お待ちしております。
マス歯科技工士部門