オーラルフレイル
訪問歯科診療を担当しております歯科衛生士です。
これまで数多くの高齢者の口腔ケアに携わってきた中でつくづく思う事があります。
高齢者の方のお口の機能が低下していく原因として、むし歯・歯周病や入れ歯が合わないなど、お口の状態に関することが全身疾患・低栄養・認知症などに大きな影響を与え、「噛むこと・のむこと・食べること」の機能を更に低下させるということです。
その進行の仕方やスピードは個人によって大きな差が見られますが大きな一つの要因は
「若い時にしっかり歯科治療をしていた、またメンテナンスに通っていた」
これが後々、お口の健康しいては全身の健康に関しての大きな差となっています。
歯科医院ではチェアサイドでのオーラルフレイル(老化に伴う口腔の脆弱: 歯数・口腔衛生・口腔機能の変化)などを見逃さずアドバイスさせていただきます。
むし歯や歯周病で「痛い」「血が出る」または「入れ歯が外れる」などの訴えの中にはオーラルフレイルが含まれていることがあります。
オーラルフレイル チェック(チェック)
1.硬いものが食べにくい
2.食事時間が長くなった
3.歯や入れ歯の調子は悪くないの
に噛みにくくなった
4.話す時に舌が引っかかる
5.口の乾燥が気になる
6.食べこぼしがある
7.汁物でむせる
8.薄味がわかりにくくなった
9.最近体重が減った
10.歩くのが遅くなった
どれか一つでも当てはまった場合は、歯科受診の際に気軽に話してみてください。
口腔機能の低下に気づき予防のお手伝いが出来るかと思います。
もし、歩行困難やご病気で来院できなくなられた方がおられましたら、どうぞ訪問歯科診療についてお問い合わせください。
マス歯科衛生士部門