3Dプリンターの紹介
皆さんこんにちは。マス歯科の技工士です。
6月に入って梅雨の季節がやってきました。
皆さまどうお過ごしでしょうか?
今回は4月から導入された3Dプリンターのご紹介をしていきます。
ここ数年で3Dプリンターというものが出てきました。3Dプリンターとはパソコンで設計したデータ(STLデータ)をもとにして一層一層専用の樹脂などの特殊な材料を使って積層しながら立体物を形に出来る機械のことをいいます。
当医院ではクルツァーというメーカーさんのcara print4.0を使わせていただいております。
今は矯正される患者さんの口腔内データを取らせていただいております。
プリントされる手順を説明していきます。
院内で口腔内をスキャンしてもらい、スキャンデータをパソコン上で5つのソフトを使ってプリントできるデータに変換していきます。
変換できましたらパソコンから3Dプリンター本体にデータをアップロードしてプリントしていきます。
1つ模型がプリントされるのに約35分かかります。プリントが終わりましたら洗浄して完成になります!
このような感じで出来上がります!
ここから口腔内を再現するために咬合器につけたりリテーナーを作っていきます。
3Dプリンターは本当に便利で模型をプリントする以外にも出来ることがあります。キャストクラスプは今まで技工士の手でパターンをWaxupをして埋没、鋳造していました。ですが今ではパソコン上でキャストクラスプの設計をして3Dプリンターでパターンを造形していくことが出来るようになりました。プリントされている時間が作れるので他の作業が出来るようになりました。
これからもっともっとデジタル化が進んでいくと3Dプリンターを始め歯科医院、技工士にとってさらに良いことがたくさん出てくると思います。
以上、3Dプリンターの説明でした。
マス歯科技工士部門