皆さんこんにちは。マス歯科医院のDrです。


日本でも新型コロナワクチンの接種が段々と進んできましたね。


本日は、最近当院でも、お問い合わせを多くいただいている「新型コロナワクチン接種前後の歯科診療」は
どこまで可能なのかというテーマでお話しさせていただこうと思います。























最初に、結論を申し上げますと、新型コロナウイルスワクチン接種前後は
通常の虫歯治療や根っこの治療をすることは可能です。


麻酔を使用する処置であっても、歯科では局所麻酔がほとんどであり、心配する必要はございません。


しかし、抜歯等の出血がある程度想定される処置は、
ワクチン接種前は1週間、ワクチン接種後は2,3日期間を開けることが推奨されています。


ここからは、ワクチン接種前後に抜歯の処置が推奨されない理由についてお話しします。



テレビでも連日のように取り上げられていますが、


新型コロナウイルスワクチン、m-RNAというウイルスの構造の一部を体の免疫機能が受け取り、
対ウイルスの予行演習をすることで、
本物の新型コロナウイルスが体内に入ってきたときすぐに対応できるようするものです。


つまり、ワクチンの接種前に体は万全の状態であるべきですので、
抜歯等で意図的に体の一部の修復作業をさせていることはワクチンを受け入れる体制としては推奨できません。



また、接種後は体の免疫機能が全力で予行演習を行っているため、同じように抜歯は推奨できないというわけです。
これらの指針は日本口腔外科学会から提唱されておりますが、
今後も変更等が加えられる可能性がございます。



そのため、もし少しでもワクチン接種前後の歯科診療に不安があれば当院までお気軽にお問い合わせください!