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『舌の役割』

こんにちは。
マス歯科医院です。
今回は『舌の役割』についてお話ししていこうと思います。

【味覚】 
舌の表面には味覚を感じるセンサー
「味蕾(みらい)」があります。



味蕾は味細胞の集まりで、甘い、苦い、
酸っぱい、しょっぱいなどを感じることができます。


これらの味が複雑に混ざり合って、
人は”美味しさ”を感じることができるのです。

味蕾は頬の内側や唇にもありますが、
大部分が舌にあることがわかっています。

これらの味は基本的に舌のどこでも感じることができますが、
舌の場所により感じやすさに差があり、
苦味は舌の付け根あたり、酸味は舌の縁、
甘味と塩味は舌の先の方(舌尖)でより感じることができます。






【食べ物を飲みこむ】
舌は口の中にある食べ物を、
食道に送り込む働きをしています。


まずは舌で受け取り、
温度や食べ物の食感などを瞬時に感じ取ってくれます。





また、口の中の食べ物を奥歯や歯と歯の間に運んで
咀嚼を助けたり、食べ物と唾液を
混ぜ合わせたりするのも舌の役割です。





【発音を助ける】
私たちが発している言葉にも、
口唇と舌の存在がかかせません。

言葉は、声帯から発せられた振動した空気を、
口の中の共鳴によって様々な音に変化させてつくられます。

この時、舌は柔軟に動き、異なった音を発する助けをしています。




【歯並び】 
舌は歯並びにも関わっています。

歯を内側から支える舌が左右どちらかに偏っていたり、
特定の歯を押すなどの癖(舌癖)があると、
歯並びが乱れてしまいます。

舌の先は何もしていない安静時の状態や
物を飲み込むときはスポットといわれる
上の前歯の少し後ろの位置にあります。

前歯には触れていません。

これが、幼いころの指しゃぶりや
口呼吸などの影響で舌の定位置が、
下に下がっていると前歯に常に当たっている状態になり、
飲み込むときに前歯を強く舌で押してしまいます。


その結果、歯と歯の間が開いてしまったり、
前歯が前に出てきて上下の歯が噛み合わなくなったりします。
この「低位舌」は歯並びに影響を与えるだけでなく、
就寝時のいびきや不明瞭な発音、
食事中にむせやすいなどいろいろな影響を与えてしまいます。



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