デンチャーワークpart5
こんにちは、マス歯科医院の技工室です。
引き続き、入れ歯の仕事の流れを紹介します。
流れを簡単に説明すると
①患者さん個人専用の型枠の制作(個人トレー)
②個人トレーによる作業模型の制作
③維持装置、咬合床の制作
④試適用のWAXによる仮義歯の制作
⑤仮義歯を義歯床用レジンに置き換える作業(埋没、重合)
⑥入れ歯研磨
⑦完成
です。
今日は⑤の作業の紹介をします。
❶まず、ろうで作った仮の入れ歯に、補強線を曲げ、入れ込みます
❷模型を最小に加工します
❸維持装置の鉤腕の下にきざみを入れます。部分入れ歯の埋没方法は3種類あり、入れ歯によって方法を選択します。写真はアメリカ式埋没法です。
❹埋没はフラスコという型を使います。フラスコの側面から5mm以上離れた位置にくるように調整します。
❺1次埋没はアンダーカットを作らないように丁寧やな行いたます。これを失敗すると、やり直しがきかないので、1番気を使う作業です。
❻埋没した石膏に分離材を塗り、2次埋没を行います。気泡の混入を防ぎ、精密に型を採るためです。
❼3次埋没は、2次埋没の石膏が固まり切る前に行うと最終のほり出しが楽なので、タイミングを大事にしめます。
マス歯科技工士部門