シェードテイキングってご存知ですか?
シェードテイキングってご存知ですか?
こんにちは、マス歯科技工部です。
以前にジルコニアのプレシンターカラーリングテクニック(浸透ステイン)について少しお話させてもらったのですが、今回はその歯の色をどのように合わせて作っていくのかお話させてもらおうかと思います。
シェードテイキングってご存知ですか!?
人工歯を作る前に実際の口の中を見て、周囲の歯と比べて最も適した色味を選択する事をシェードテイキングと言います。
このとき、患者様にも自分の目で色を確かめていただきます。
人の持つ歯の色味と言うのは人それぞれ違うものです。
透明感なども人によって千差万別です。
歯を修復する際、天然歯とジルコニアでは物性自体が違うものなので、全く同じ色に合わすのはなかなか至難の業ではあるのですが、なるべく個々の歯のキャラクターを忠実に再現し、自然感のある歯に復元してあげないと、せっかく綺麗に白い歯で治したい!他の自分の歯と見比べて色味が合わず、浮いて見えて結果的に審美性に欠けることになってしまいます。
咬める事、発音しやすい事、そういった機能も大切ですがそれと同時に審美性・美しさも大切ですよね。
そこでシェードテイキングです!
歯科でシェードとは歯の色味の事を言います。
シェードガイドとは、ホワイトニングの際や詰め物・被せ物をする際に使用する歯の色見本で、歯の色味、明るさを一覧にしたものです。
①シェードガイドの写真
シェードガイドにおける歯の色は、
・赤系のA
・黄色系のB
・灰色系のC
・焦げ茶系のD
の四つの色味に分けられ、アルファベットの後に続く番号が高いほど色が濃くなります。
ホワイトニングや、歯に白い詰め物・被せ物をする前にはシェードガイドを使ってシェードテイキング(色の確認)をします。
シェードガイドを歯にあてさせてもらいながら色味を選んでいきます。
白い詰め物や被せ物を作る際には、多くの場合は隣の歯の色に合わせて周りの歯に馴染むように作成します。
色見本と共にご自身の歯の写真を何枚か撮影させていただき、そのデータを元に修復物を製作します。この写真を撮影する作業がシェードテイキングという訳です。
患者さんの歯を見ながら色味のあった修復物が出来上がるというわけです。
②シェードテイキングしている写真
簡単に説明させていただきましたが、当医院でもシェードテイキングは実施しておりますので、またわからない事やお聞きになりたい事がありましたら、お気軽にご相談下さい。